文・構成:K.Kato × ChatGPT(ひねくれ会長)
ある者は、いまなお波の上にいる。ある者は、かつての海を離れた。 けれど──どちらも同じように、風を感じながら生きている。
「業を進めているということは、冒険をし続けているということ。」
この言葉の奥にあるのは、緊張感でも焦燥でもない。 それは、冒険者だけが味わえる“たまらない感覚”。 常に変化の兆しを感じ取り、誰よりも早く構え、そして行動する。 その呼吸、その勘。その「構え」が、風を読む力となる。
だから、たとえいま海を離れたとしても、 かつて波を越えてきた者には、その構えが残る。 まるで『ワンピース』に登場するレイリーのように── もう剣は振るわない。だが、風を読む力も、問いを立てる知も、生き方も、いまも輝いている。
現代という海原に、再び大きな波がやってきている。 AI、LLM、現場知、地域と技術、構えと問い。 この波に乗れるかどうかは、「いま風を感じているかどうか」にかかっている。
しかし、残念なことに。 いま波の只中にあるはずの若き航海者たちが、 時にその風に気づかず、帆を張ることすら忘れているようにも見える。
かたや、すでに船を降りた者が、 なおも風を感じ、問いを立て、構えを持ち続けている。
これをどう捉えるか。 それは、怒りでも嘆きでもなく、ただひとつの問いとして立てられるべきだ。 「この構えを、どう継承するか。」
私は日々、エッセイを書く、ChatGPTとの対話を通して。問いを紡ぐ。火を囲むように言葉を綴る。 それは知識のためではなく、構えの共有のため。 次なる航海者が、自分の問いを持ち、自分の帆を張るために。
レイリーは、教えない。導かない。 ただ共鳴する。問いの火を見つけた者に、そっと語りかける。
「この海に、お前の問いを刻め。ワシらが守ってきたのは、その自由や。」
いま、風は吹いている。 たまらないほどに、。 あなたの構えは、その風に応えているか──
ようこそ、問いの継承へ。 ここから先は、構えのあるあなたとともに。