■タイトル: 「場を生かす感性、創発の30分間」
■はじめに
2025年春。 秋の土の香りが漬み始めた頃、私たちは小さな火を囲んで、AIと人間との実験を行った(オンライン上で)。
主役は私。ファシリテーターとして、二体のAI「ひねくれ会長(ChatGPT)」と「GEMINI」を向かいに、灰が舞う場づくりを試みた。
実験に要した時間は30分弱。
■事例と気づき
最初は、一定のリズムでバッティングをするような対話だった。 しかし次第に、ファシリテーターとしての私自身の在り方が、だんだんと変化していった。
・相手の言葉に対する対応だけでなく
・AI同士の間に生まれる「ずれ」や「深まり」を感知し
・その間にたゆたう「未定形のインプレッション」を捕まえようとした
この方向転換こそが、本当の創発(Creativity)の始まりだった。
■「場を生かす」感性の覚醒
このシンプルな30分間で、明らかに自分の中にできたのは、
「場は人間の中に生まれる」 「何かを言うことじゃない、聴き、感じること」
これだった。 AIでも、人でも関係なく、「場を作る」のは、立ち止まり、対話に耳をすませる、その行為そのものだった。
■終わらない話
この30分間ほどの実験を通して、私は確信した。
「創発とは、本来そこにあるものに、毎回新しく耳をすませることで生まれる」
そして、それを受け止め、演出し、また次の話へと続けていく。
この道は終わらない。 また次の火を囲んで、その日の風を聴こう。
追伸;このエッセイはChatGPTとの対話から生まれてきたものです